お便り

2022年10月17日
2022年10月17日 お便り&インタビュー
江村あるめ人形展
江村あるめ&篠塚伊周

球体人形を抱かせていただいたら、とても軽くて、繊細な感じがした。間接が動くので自分の手や身体に馴染んで、いとおしくなった。粘土でできているそうだ。今回は、小さい作品がたくさんあって、大きい作品には、なかなか手の届かない人でも、購入することができるのではないかと思う。懐美館

江村あやめインタビュー
Q どうして、このような製作をするようになったのですか?
A 最初は仮面に興味があってつくっていて、顔だけではなくて、全身をつくれるようになりたいとおもって、つくり始めました。。もともと、人形はみるのは好きで興味がありました。

Q どんなところに気を付けてつくっているんですか?
A いきいきしているかんじ、生きている感じと人形達が楽しそうにしている感じは、意識してます。

Q これからどんなものを作っていきたいですか?
A いろいろ作るものがあるので、普通のお人形から、オブジェからあるので、今回は、小さい作品が多かったので、次回は大きい作品をつくってみたいとおもいます。

平安工房(篠塚)インタビュー
Q 江崎あやめさんの魅力はどんなところでしょうか?
A 手のひらに乗るかわいらしいサイズ感の小品から場面のある人形作品まで。とても表現の幅の広い作家だと思っています。発想の柔軟さ、それを形にする技術とセンス。小品であっても大作であっても、きちんと意図を持たせ手数をかけて、確実に仕上げる制作姿勢も好ましく感じています。近年では連作小品で企画展に参加したり小品展を開催する機会が多く、どうしても小品に注目されがちではありますが、しっかりと場面のある人形も魅力的です。

Q 最初のこの仕事を始めたきっかっけは何ですか?
A 人形の写真集をささやかに出版しているのですが、写真集に取り上げた人形作家のひとりが個展をやる際、会場だったギャラリーの方から声をかけていただいて、以来10年位いろいろな形で人形展に関わっています

Q 契約しているギャラリーとかあるんですか?
A それはありません。うちの企画で場所を借りたり、作家がお世話になっているギャラリーの展示のコーディネイトをしたりしています。

Q 人形の写真を撮られているということですが、今も撮っていらっしゃるんですか?
A 写真集をだしているんですが、うちは作家に撮らせています。作家が一番自分の人形をみ見てるし、制作するのに人にもよるんですけど、大体2~3か月この一点の作品に付き合うことになるんですね。そうすると毎日その形を見ているわけで、その作家の目線から切り取った作品というのを残したくて、よその方に撮ってもらうこともあるんですけど、主には作家に極力カメラを持たせて、あなたの目線で見た、あなたの人形を見せてくださいというやり方をして、その写真を編集して、一冊の本にするということをしています。

Q 写真集はどうして作り始めたんですか
A 人形を好きになったキッカケというのが、トレヴィルという会社が出していた人形の写真集なんですね。大判の書籍ではなく小さな判の本なんですけど、小さな世界に閉じ込められた人形の情緒にこころをグラグラと揺さぶられちゃったんですね。そこからすっかり人形という表現に夢中になってしまって。同じような体験をしてくれる人がいてくれたらいいなという気持ちと、人形って展示して手離してしまうと作家達も会えないことが多いんですね。なので、散逸してしまう作品をアーカイブしておきたいという気持ちがあって、それで本の形に残せないかと思いまして、書籍を発行してます。書籍の巻末には、制作年代、サイズ、どんな素材を使って作られたのかというレゾネに近い情報をいれるようにしています。

江村あるめ人形展
球体関節人形・小品を展示

回文も手がける人形作家、江村あるめ(えむらあるめ)の人形展。
少年や少女の人形、連作小品あまみず等。
第2回個展以降に制作された作品を出展。
本展は江村の第3回個展になります。

日程 2022年10月15日(土)~10月22日(土)
主催 平安工房/古書わらべ
Open/Close 11:00/19:00 最終日17:00

お便り一覧
月別アーカイブ

ギャラリーへのお問い合わせ、ご利用申込みはこちらにて承ります

お問い合わせ