2022年2月25日
2022年2月25日
「雪解月 ゆきげつき」 色匂ふ第71回展覧会
「色匂ふ」は、長年地道に作り上げた信用と誠実さで作家さんとお客さんとの間にたって、器関係を売っている。
少し前の他ギャラリーの展示では、佐藤忠良の弟子である笹戸千津子さんの展示会をしている。これは信用がないとできないことだろう。早朝から、中国の方々もギャラリーの前で並ぶ。コロナ前と比べると少ないが、中国でも「色匂ふ」で扱う作品は人気らしい。懐美館
インタビュー
Q どうしてこの仕事を始められたのですか?
A 画廊が運営する美術館に学芸員として勤務していた時、画廊の先輩方が画商として独立していくのをみて、もともと商売をしたいと思っていたので興味のあることを学ぼうと沖縄サミットをプロデュースされた木村ふみ先生に師事しました。そこから日本の伝統工芸に興味が湧き、漆専門のギャラリーをしようとおもっていたんですが、産地によって格の違いなどあって難しくて、途中で頓挫して、半年ぐらい考えて漆に合う作家の器をプロュデュースしたいというのがはじまりでした。
Q 作家さんを見つけるのはどうやって見つけていったんですか?
A はじめは日本各地の展示とか、デパートの個展とか、美術館でやっている新作展とかあちこち見に行って手紙をだしたり、メールを打ったり、後はゲリラのように作家さんのところに押しかけていきました。作家さんのスカウトはじめたのが18年前だったんですが、その頃は実店舗を持たないオンラインだけのギャラリーという物がなくて、オンラインと並行して貸しギャラリーで定期的に展覧会も開催しますとお話しても十中八九断られて、作家さんが集まるのにそこから3年ぐらいかかりました。
Q 信用が大事なんですね。
A 30代になったぐらいで、勤めをしながらだったので信用がなくて、入ってくださらなかったんですが、今いる大御所の作家さん達が受けてくださって、作家さんの名前をいうことでちょっとづつ信用ができてきて、いまは、お弟子さんも紹介していただいたりできるようになりました。今も各地のクラフトフェアとか展示を見に行ってスカウトとかしてます。
Q 見る目も必要だと思いますが、売る品は、自分の好きな物を選ぶか、売れそうな物を選ぶかどちらですか?
A 今はバランスがとれてきました。
最初は好きな物ばかり選んで買い取りも多くしていたので在庫が溢れてしまったりして大変でした。今は、好きな作家さんを選ぶ中から、こういうのが欲しいとかいえるようになって、はやっている物も少しとりいれてもらうこともできるようになってきました。おろしは買い取りでしていますが、展示は基本的に委託販売をしています。
Q コロナで影響はありますか?
A あまりないです。
ちょっとマニアックなオーダーメイドのご発注も多くなってきて
クラシックカーのシフトノブを寄せ木で作って欲しいとか、茶道具とかの発注があったりとか、一から何度もご相談してお誂えするのも楽しいです。あとは地方の方がオンラインでお待ちになってくださっているのがすごく大きいです。
Q 何年されてきたんですか?
A オープンしてから15年、準備をいれて18年です。
「雪解月 ゆきげつき」 色匂ふ第71回展覧会
陶磁器・ガラス
春を感じる恒例の3人展。
今年のテーマは「雪解月」
雪も解け、優しい春を迎える前の生き生きとしたパワーを感じる会場にいたします。
日程 2022年2月25日(金)~2月28日(月)
主催 webgallery & shop色匂ふ
Open/Close 11:00/19:00 最終日17:00まで
URL
http://www.ironihofu.com
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