2023年2月21日
2023年2月21日
お便り&インタビュー
ゆめごこち
宗宮日向子/小島平莉
Q どうしてこのような制作をはじめたのですか
A 小島: 私は人々が紡ぐ物語に興味があります。興味を持ったきっかけは大学3年生の時にグラスゴーに留学した際、多国籍の5人のフラットメイトと生活したときです。生まれや育った環境の違いがそれぞれの価値観や「普通」に差異をもたらすその過程に興味を持ちました。「物語がどのように構築されるのか」について考え、制作を行っています。
A 宗宮: 小さい頃からものを作る人々と関わりがあり、自分自身も自ずと作品制作を行ってきました。精神の不安や気鬱を晴らすように制作をすることが多いです。
Q 制作にあたって気をつけていることは何ですか?
A 小島: 最近は自分が無意識に自分にかけている縛りや制限をとりさらうように意識しています。
技術の向上とは何か、なぜそれを選ばなかったのか考えるようにしています。
A 宗宮: 自分自身の問題をテーマに制作をすることが多いので、独りよがりにならないように気をつけています。
Q これからどういう作品を制作したいか
A 小島: 物語の構築を探るためには、民族史などが手掛かりになります。そこへの知識を深めることで、自分のアイデンティティーを探ることができると考えています。今後は文様の考え方を取り入れて制作して行きたいです。
A 宗宮: 美術の世界は社会と関わることが難しく、自身が孤独であるということをひしひしと常に感じます。そんな中で気力を失わず、多くの人間に認められなくても何かを動かせるようなものを作れたらいいなと思います。
ゆめごこち
テキスタイルデザイン・アートの作品、ドローイング
織、刺繍、プリントなどのテキスタイル技法を用いてつくられた作品群を展示します。現実のモチーフや、夢の中にいるような情景、感情を混ぜ合わせたドローイングとそこから生まれるデザイン、アート作品をお楽しみください。
日程 2023年2月21日(火)~2月24日(金)
主催 宗宮日向子/小島平莉
Open/Close 12:00/20:00 最終日18:00まで
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