お便り

2016年11月1日
2016年11月1日 「絵については、
小学校に入る前から描いていたと記憶しています。
当時は画用紙等高価なものは与えられなかったため、
新聞の折込チラシの裏側に一生懸命にらくがきをしていました。
私の親父が若い頃絵描きを志していたようで、家には古い絵が飾ってあったため、
それらを眺めながら自然と美術に興味を抱くようになりました。

文学との出会いは中学生の時分です。
図書館の掃除当番をしながら、文庫本や全集をチラチラするうち、
その豊かさと静かさに魅かれていきました。

その後は文学研究者や大学教員を志し、
大学・大学院と日本近代文学を中心に研究を進めました。

結局は普通のカタギとなりましたが、
絵画と文学に対する想いは心底でくすぶっていたため、
このたび、その両方をコラボさせることで、
まとめてケジメをつけようと考え、開催に至りました。」
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