2026年8月20日
2026年8月20日
うまれる。-Becoming-
勝間一衣
ふと心が動く瞬間に生まれる「感動の質量」を描いている。
一過性ではない、身体に残る感情の重みや光・音の記憶を、色彩や層の重なりによってキャンパスに描き出すことを追求している。
それは感情を再現するのではなく、「感動の質量」として絵画に留める試みである。
作品を通して鑑賞者の中に溶け込んでいる質量に気づき、立ち止まるような時間や余白が生まれたら嬉しい。
IyoMaruo
フラワーデザインの職業に従事した後,独学で切り絵を学ぶ。両分野で培った感覚を生かし独自の絵画表現を展開している。
作品では、神社に佇む狛犬や龍をモチーフに、先祖との繋がりを表現しています。新年のご挨拶、季節ごとの祭りやお盆、お墓参りなど、日本人は長きにわたり神社を訪れ、先祖や神々に感謝と祈りを捧げてきました。その背景には、時を越えて続く血脈と、私たち一人ひとりの存在が先祖と深く結びついているという意識があります。古来より神の使いとして語り継がれてきたこれらの生き物の姿は、文献や写真にのみ残る祖先の存在と重なり合い、現代を生きる私たちに寄り添い、守ってくれる存在として描き出しています。
Keiko Muto
私は「生命の讃歌」をテーマに制作しています。それは、この世界に生まれ、いまここに存在していることへの肯定と喜びです。
日本やネパールで教員として、多様な背景を持つ子どもたちと関わった経験、そして自身の妊娠・出産を通して、私は「生きている」ということそのものが、奇跡的で大きな力を持っているのだと感じるようになりました。
うまれること、生きること、誰かと分かち合うこと、命と命がつながっていること。
子供や動物、植物など、生命の姿を手がかりに、私たちが生きていることの喜びや希望、そして時に不安や危うさを描きながら、生命という大きなものを見つめています。
生きることは決して一つの形ではなく、
矛盾や不確かさを抱えながら、それぞれの場所で続いていくものだと感じています。
私にとって描くことは、そうした生命のあり方に耳を向け、その存在を確かめることでもあります。
作品と向き合う時間が、見る人自身の記憶や感覚に触れ、いつもの世界を少し違った角度から見つめるきっかけになればと思っています。
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