展示情報

2026年 3月 12日(木)~ 3月 16日(月)

「Inclusion」

写真の上に抽象画のペイントを施した平面作品。(キャンバス、ミクストメディア)

フォトグラファー cashipanと抽象画家 川上遥かによるユニット、Halcashipan(ハルカシパン)の初めての個展です。ヌードフォトを印刷した上にアクリル絵の具でペイントするアナログな手法で、これまでに見たことのない作品づくりを試みています。

上辺(うわべ)だけではない自分。いきものとしての本質。

社会の中で生きていく上で、人は建前を使ったり、本音を隠して綺麗にみせていたりします。そうやって出来るだけスムーズに、正確に、問題がないように過ごしている。上辺も時には優しさであり必要なときもあるけれど、でもいくら取り繕ってみても本当の自分は奥底にあって消えることはありません。ありのままの自分(本質)がいることを、自分自身が忘れてしまってはいけない。一番の根源にあるそれを大切にしないと、まるで自分に上辺しかないと勘違いして見えなくなっていくから。その本質は清らかでも穢れでもありません。ただそのものなだけ。ただそのものの存在だから、どうしようもなくて、ちっぽけで、いやになるほど愛おしい。

裸は本質に近い状態だと思います。何も包み隠すことのできない無防備な状態です。それでもその人の抱える内面までは透けて見えません。Halcashipanの作品では、内面にもつものを可視化するように色をのせて表現することで、裸よりも更に本質的なものを露わにしています。隠してもそこにある。そして隠さなくてもいい。好きにしてもいい。そしてそれらは結局美しい。そんな本質を肯定するような作品を作れたらと考えています。

日程
2026年 3月 12日(木)~ 3月 16日(月)
主催
Halcashipan
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12:00/20:00  最終日18:00まで
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